2014年4月27日日曜日

ナンバレ初週

とりあえず、今週をざっと振り返る。
4/20 (日)
土曜日は、移動移動移動。11時間くらいの長旅で、ほぼ寝ていた。それにしてもバスは縦に横にめちゃくちゃ揺れていて、日本の道路ってすげえなと思ったりした。
日曜日は、ナンバレオフィスのスタッフとバイクで二人乗りをして、ホテル周辺をぶらぶらした。めちゃくちゃ村っていう感じで、歩いている人々に挨拶すると、笑顔で応えてくれる人と、やばい奴に話しかけられたぞ、こいつ何者だ…と凍り付く人と様々な反応。


どうでも良いけど、ケニア人も足の裏は白い、というのが日曜日の発見でした。
ナンバレに着いてから、もう100回はChineseと呼ばれた気がする。日本人だといちいち否定するのも面倒なので、華麗に、にこやかに、流している。爽やかに手を振る術を身に着けつつある。

4/22 (火)
本日はナンバレオフィス初出勤。

初日ということで、現在進行中のプロジェクトや、過去に行っていたプロジェクト、スタッフについてなど、基本的な情報を全体MTGで共有した。現在進行中のプロジェクトは…と説明したいところだったが、なんと、ファンドが途切れてしまったためにプロジェクトがない状態…。

シビアな世界です。

あまり金金金とは言いたくないけど、お金がないと始まらないというのが正直なところで、フィールドに出るための移動費なども十分でない状態は、なかなかに厳しい。オフィスのスタッフはまあゆっくりしましょうよという感じで、あまり危機感みたいなものもないのが、これまた興味深い。今はドナーからの返事を待つのみとのこと…。

4/23
(水)
昨日とは一転、なんとなく慌ただしい。だったら昨日から働けよと突っ込みたくなった。
最近まで行っていたAphia plusというプロジェクトの卒業式?のようなイベントが、今週末に予定されているらしく、その準備をしていた。今日は雑務の日でした。

Aphia plus
というのは主に4種類のセッションを行っているプロジェクトで、、、

    HIV陽性者への支援 

    13-17歳の若者への性教育 

    9-12歳の子供を持つ親に対しての教育

    17-25歳の若者に対して行うdrama sessions(酒・ドラッグ・セックスなどについて)

大まかに言うとこのような感じのプロジェクトです。セッションの参加者にコンドームを配布したり、修了書のようなものを渡したりしている。主に、地域の学校や教会で活動を行ってきたらしいが、現在は一時休止状態…。詳細は、受益者の方たちからお話を聞いたときに書こうと思います…。

4/24(木)
移動費が不足しているということで、あまり我儘は言えないけど、ずっとオフィスにいるのもあれなので、それとなくフィールドに出たいなとアピールしたら、今日はムソマ孤児院に訪問することが出来た。移動費を賄うことが出来たら、以前にプロジェクトを行っていた地域にも連れていくと約束してくれました…。様子見です…。

ムソマ孤児院は、HIV孤児のために2002年に建てられた施設です。
ものすごくざっくりした質問しかすることが出来ず、教育を受けるための資金や物資が不足しているというような、過去の研修生のブログを読んでいれば分かるような情報しか得られなかった。

これからは、一回一回の機会を最大限に活かすために、質問項目とかしっかり用意しないとだめだなということに気付けたことが、今日の最大限の収穫だとポジティブに捉えます。
まだまだ自分は甘すぎる…。
依然として、ブログをどう書くべきか模索中。誰に向けて書くべきか迷う…。

スラム


更新が途絶えていましたが、元気です。相変わらずネットは繋がりにくいですね。急にですます体じゃなくなりますが、本人です。

4/18 (金)
金曜日は世銀で働いている方の紹介で、スラムの比較研究をしている女性に、スラムを案内していただいた。ご紹介本当にありがとうございました。

初スラム。すごいエネルギーを感じる場所だった。
スラムは【都市計画の失敗の象徴】でもあるのと同時に、【都市計画を学ぶヒントが隠されている場所】という話が、個人的にはとても印象的だった。そもそも、都市計画というのは、人口やエネルギーが一極集中する都市で、渋滞や公害などの諸問題を防ぎ、人々が快適に暮らすためのマネージメントをするものとのこと。したがって、人口が過度に集中してしまったスラムは、都市計画の失敗とみなされるが、一方で破綻はしておらず、多くの人々が彼らなりに幸せに暮らしているのも事実。なぜスラムは破綻しないのか、そこから学ぶこともあるということだった。
スラム=失敗、貧困=不幸と決めつけているのも、こちら側なんだろうな…。

スラムに暮らしている方が、昼食を御馳走してくれた。しかも食後のソーダまで…。彼らにとってはソーダだってそんなに高くないわけで。スラムにようこそと、にこにこ笑っている姿を見て、自分が彼らと同じ立場だったら同じことは出来ないだろうと思った。
彼らの目には、日本人はどのように映るのか、純粋に知りたい。


2014年4月16日水曜日

ナイロビオフィス

昨日からナイロビオフィスにお邪魔して、スタッフの方々とお話したり、ドキュメントを読んだりしています。
さっそくFinanceを担当しているFridahとFlorenceにNGO同士・もしくはNGOと他機関との連携について聞いてみました。例えばHIV啓発のような同じ目的を持った機関同士が、なぜうまく協力関係を構築できないのかという点が気になったからです。

彼女らはひとつの大きな問題として、【ドナー】について言及していました。同じ目的を持っていたとしてもドナーが違うと協力するのは難しいようです。そもそもNGOでは、一定期間のプロジェクトに対してドナーが資金を提供するという仕組みになっているので、ドナーとの関係構築が最優先事項であると。ということで、NGO同士で連携すれば効率も上がるかもしれないという側面があっても、それは二の次にされてしまうそうです。

もうひとつなるほどと思ったのが、各NGOのあいだで競争があった方が支援の質も上がるといった意見でした。確かに協力関係によって効率化を図るという面もあるけど、各機関がある程度の独立性を持って互いに監視するような関係の方がいいのかもしれないわねっとまばゆい笑顔で答えてくれました。

やっぱり現地の人々の意見は興味深いなと思います。全く関係ないですが、今日は朝5時に起きたらフィールドに連れて行ってあげると言われたので、必死に起きてオフィスに行ったのですが、ごめんやっぱり今日はオフィスにいてとまさかの展開でした。もっと食い下がればよかったなと今更後悔しています。強く生きていかないと太刀打ちできないっすね…。

ナイロビ到着

今日でケニアに着いて3日目です。みんなとてもパワフルで面白いです。
ざっとこれまでを振り返りたいと思います。

まずケニアに着くまで…。とても長かったです。疲れました。飛行機に乗って、ああ、本当にケニアに行くんだなと不思議な気持ちになったのを覚えています。泣く覚悟で先輩にもらった手紙を読んだんですが、内容がふざけすぎていて泣けませんでした、無念。
機内では今話題のアナとなんちゃらを見たんですが、首が痛すぎていまいち入り込めませんでした。Let it goってやつです。

なんだかんだでドバイに着いたのですが、ドバイではWesongaがめちゃくちゃ買い物してたのが印象的でした。今回はもう一人受益者のDinaという女性も一緒だったのですが、彼女もHe is rich,,,hahahaと言っていてなんだかシュールな光景でした。援助者だってそりゃ普通に買い物しますよね。
ナイロビに着いてからWesongaの家に泊まらせてもらってるんですが、みなさん気さくで優しいです。特にPaulという少年に至っては常に「なんか食べる?」「なんか飲む?」と聞いてくれます。昨日は彼にウガリについて聞いたら、じゃあ作ってやると目の前で作ってくれました。思ったよりも無味でしたが、せっかく作ってくれたのでいっぱい食べました。ご飯も思っていたより美味しくて少し安心です。

志望動機もろもろ

こんにちは。無事にケニアで生きています。
ということで、一気に更新したいと思います。まずは僕の志望動機です。
簡単に言ってしまえば、現場を見たいと感じたところからケニアに行くことを意識し始めました。

現在僕は休学をしていなければ4年生になるので、去年の後半くらいから就職活動を普通にしていたんですね…以前から国際協力や開発といった分野に興味があったので、それに関係する企業などの説明会に行ったり、いわゆる自己分析といったものをやってみたりしたのですが、すればするほどもやもやしてしまいました。
きっと自分は「困っている人を助ける仕事」という側面に、漠然とした憧れを抱いていただけなんじゃないかなと。日本ではそういう職業ってなんだか高貴なものとみなされがちですが、批判的な観点も必要なのではないかと思って、研修に行きたいと考えるようになりました。聞いただけでは分からないですし。

まだまだ自分になにができるか分かりませんが、現地で活動するNGOの観点から少しでも多くのことを学びたいです。

以上。

2014年4月5日土曜日

はじめに

改めましてこんばんは。
はじめにこの意味不明なブログタイトルについて説明したいと思います。研修を間近に控え、友人や先輩・後輩と遊んだり、真面目に話したりする機会が増えています。ありがたいことに。ケニア行ってくるわというと、「凄いね」とか「尊敬するわ」、更には「死ぬなよ」とか言われます。危機管理が重要なのは勿論なのですが、アフリカ・ケニアに行くということが、それだけで素晴らしいことと過大評価されるのにはなんだか違和感を覚えるんです。

なぜ、それほどもてはやされるのか。
それは「遠さ」のせいではと思います。物理的な「遠さ」と精神的な「遠さ」です。自分を含む日本人の多くは、ケニアという存在は知っていても、そこに暮らす人々の在り方や文化についてはほぼ全くと言っていいほど知りません。というか知ろうともしていないと思います。無関心というのは最も恐ろしいものだと思うので、このブログがケニアについて興味を持つきっかけになれば良いと思ってこのタイトルにしました。

タイトルについては以上ですかね。のちのち志望動機なども書きます。まずは行くまでの手続きをしっかり終えたいです。引っ越しめんどくさいぜ。


2014年4月3日木曜日

ご挨拶

はじめまして。
4月13日から研修に行くことになりました。よろしくです。