2014年6月4日水曜日

お葬式

研修と直接関係ないけど、昨日はお葬式に行った。知らない人のお葬式に行くということ自体、躊躇した部分があったけど、スタッフのひとりに「ケニア文化を知るのも仕事だ」と説得され、半ば強引に連れて行かれた。バイクで20分ほど荒い道を走った先で目にしたものはとても小さな棺だった。その小さな棺の上には赤ちゃんの写真が飾られていて、両親と思われる男女が棺に寄り添って泣いていた。ケニアに来てから人が悲しんでいる様子を見たのは初めてだったように思う。そのくらいケニア人はよく笑っている。色々なものが足りていないけど、笑っている。僕はよく笑うケニア人の心の豊かさに戸惑うのと同時に、羨ましいなと思っていた。でもきっと自分の見てきた笑顔の裏には、日本ではなかなか起こりえない悲劇が少なからず起こっていることを実感した。小さな棺を運ぶ様子を直で見るのは初めてだったので、胸が痛んだ。

<印象に残ったこと>
①とにかく歌う。静かな歌のみならず、金切り声をあげながら手を叩くような歌まで。別にお葬式でリズム刻まなくてもいいんじゃないかな…。
②うろちょろしている者が多い。式は屋外で行われているけど、とにかく小さな子供や鶏がうろちょろしている。そしてそれを止めるものはいない。神父さんが話している最中に、鶏がこれでもかと鳴いていて……となった。
③集中力なし。スワヒリ語なので内容は理解できなかったけど、両親の知人と思われる人々がスピーチをしている最中、携帯をいじったり、さらには通話を始めたり、さらには通話しながら笑ったり…。文化の違いといったらそれでお終いだけど、胸糞悪かった。

ケニア式お葬式に出席して、色々考えることがあった。やっぱり、日本が好き。

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