2014年8月7日木曜日

Shuga Session

そういえば先日Aphia PlusというプロジェクトのひとつであるShuga Sessionというものを見てきた。4月末にブシアに来てからようやく始まったよ。長かった。しみじみする。

Shuga SessionというのはHIV予防・啓発活動の一環で、都市部で遊んでいる若者たちの生活を描いたビデオを見ながら、登場人物たちが起こした行動についてディスカッションをするというものもの。ビデオ自体はなかなかのハイクオリティ。仕事を手に入れるためにおじさんを誘惑する若者、酒を飲むと歯止めが効かなくなる女性、とにかく誰でもいいから手を出す男、自らのHIVステータスを隠しつつもコンドームを使わないおっさんなどなど問題人物揃い踏みなビデオなのです。

今回はKisoko Secondary girls high schoolという学校で上映をしたのだけど、意外とみんな話を聞いてしっかりビデオを見ていることに少し感激した。キスシーンやなかなか際どいシーンのときはなぜか笑いが起きていたんだけど、日本の高校で上映したらどんな反応なんだろうと思ったり…。
ビデオを見終わった後の議論の時間で、登場人物の性格や行動を振り返る。
ひとりの女子生徒が「コンドームをしっかり使わないといけない」という旨の発言をしたときに、スタッフが「学生のうちは勉強が本業なのだから、性行為自体がナンセンスなんだ」という風に言い返していたんだけど、なんとなくもやっとした。まあそれも間違ってはいないのだけど、別にその女子生徒の発言を否定しなくてもいいんじゃないかと。その日の参加者は15才以下の女子生徒がほとんどだったので、終始「勉強がいちばん大事。夢を叶えるための努力をしましょう。彼氏をつくったりするのはいつでもできる。」と声高らかに訴えている姿が印象的でした。

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